クラベール -グランデ販売代理店-

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    • そうだ京都に行こう 観智院

      投稿日:2025年07月19日 更新日:2025年07月09日

      ちなみにですが、今回の連載ブログをスタートさせてから学校の先生のように偉そうに、いや、先生は偉いのである。まーそれは良いとして色々とお話ししておりますが、多少歴史に関しては好きなジャンルなので多くの方より知識があるかと思いますが、全くよくわからん建物が東寺の境内にあります。

      それが観智院という事になるのですが、クラベールにはこの観智院、仏教の学校ぐらいの知識しかありませんので、頂戴してきたパンフレットと共にこの観智院についてお話したいと思います。

      ふむふむ、ふむふむ、つまり密教の本がたくさん貯蔵されている場所という事で、密教に関する書物の量では日本で一番多いという事だそうだ。つまり、全く知識がないと、パンフレットがあっても何を書いたら良いのかわからないという事に気づいたので、今日のブログ内ではこちらの観智院の画像と共に日本仏教の宗派についてお話ししたいと思います。

      日本国内には13の宗派があると言われています。おそらくですがクラベールブログの読者の方の多くがこれからご紹介する13宗派のどちらかになるかと思われますので、ご自身の宗派がどれなのか?について一度ご確認いただくと良いかと思います。

      皆さんご記憶にあるでしょうか。

      約半年ほど前にクラベールはこのブログ内の「鎌足と行く明日香の旅」にて聖徳太子の時代に古来からの神教を押す物部氏と仏教推進派である蘇我氏が争い、仏教推進派である蘇我氏が勝ち、明日香に日本で初めての本格的寺院である飛鳥寺が建立された事をご紹介したかと思います。何故にそのようになったのか?はお時間ある方は下のリンクより鎌足を行く明日香の旅をご覧いただければと思います。

      鎌足と行く明日香の旅はこちら

      つまり仏教が中国から伝来した当時はお坊さんにも色々な考えの方がいて、宗派などのような複雑なものは存在しませんでしたが、それが明日香から奈良に遷都されてから6つの宗派に別れます。法相宗、華厳宗、律宗、三輪宗、成実宗、具舎宗の6つです。これらは南都六宗と呼ばれていますが、京都に遷都されてから京都から見て南である奈良で生まれた宗派なので南都六宗と呼ばれています。

      つまり仏教でも解釈により「ちょっとお前とは合わない」とかあったのかどうか知りませんがいくつかの宗派が誕生したという事になります。

      ただしその内13宗派に数えられるのは法相宗、華厳宗、律宗の3つだけとなり、残りの3つの宗派は13宗派には数えられません。理由はよくわかりませんが、おそらくですがクラベールが考えるにおそらく檀家数の多い13宗派という事かと思います。

      法相宗、華厳宗、律宗はどのような特徴があるのか?という事ですが、基本凡人には違いを理解するのは難しいです。ただし共通しているのはどれも厳しい戒律により修行が必要となる事は共通しています。そのため奈良時代に誕生したなんと6宗の内3つが13宗派に数えられます。

      奈良時代
      法相宗:華厳宗:律宗:

      平安時代
      天台宗:真言宗:融通念仏宗:
      では奈良から京都に遷都されてからの13宗派の内、平安時代に開かれたのが天台宗、真言宗、融通念仏宗となります。こちらの3つは密教をベースとしているのが特徴となり、遣唐使として中国に渡った最澄と空海により開かれた天台宗と、真言宗、その2つをミックスさせた融通念仏宗と言う事になります。

      鎌倉時代
      浄土宗:浄土真宗:時宗:臨済宗:曹洞宗:黄檗宗:日蓮宗:
      では鎌倉仏教の特徴はなんなのか?というと平安時代に仏教が貴族だけのものであったのに対して、鎌倉仏教は武士や庶民に広く支持されたと言う事になるかと思います。つまり無阿弥陀仏と唱えるだけで救われるという浄土宗や浄土真宗など、平安時代の宗派と比べると、お手軽。こういう表現はよくない。馴染みやすい宗派と言えるかもしれません。

      つまり時代の流れと共に仏教は貴族から庶民の物へとなり、戒律も少しずつ緩くなっていくと言う事となりますが、南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽に行けるという浄土真宗が我が家の宗派である事がどう考えても偶然ではないような気がしているのです。

      それでは鎌倉時代に生まれた宗派の一つである南禅寺(臨済宗)へと移動してみましょう